10/3(日) 14:24配信
デイリースポーツ
斎藤佑樹
「イースタン、日本ハム-DeNA」(3日、鎌ケ谷スタジアム)
今季限りでの引退を表明した日本ハム・斎藤佑樹投手が、鎌ケ谷のイースタン最終戦でラスト登板。六回からマウンドに上がり、乙坂に対し、5球目の132キロで空振り三振を奪った。マウンドで涙を流した右腕。早実の後輩で一塁を守っていた清宮も涙を流した。
こん身の5球だった。斎藤の名前がコールされると、客席から大きな拍手。投球前には清宮が駆け寄り、斎藤と言葉をかわした。
直球の最速は133キロどまり。それでも、故障に苦しみ続けた男が精いっぱい腕を振った。5球を投げる前には涙が止まらず。客席から「頑張れ」の声を受けて最後の力を振り絞り、外角132キロを投じた。乙坂のバットが空を斬り、打者ひとりで交代となった。
内野手全員がマウンドに集まり、清宮とハグをかわした斎藤。涙をぬぐいながらベンチへ戻り、ナインの出迎えを受けた。
早実時代に甲子園のスターとなり、10年ドラフト1位で日本ハム入り。ルーキーイヤーの11年にはこの鎌ケ谷から「佑ちゃんフィーバー」が巻き起こった。この日も収容人数50%の上限で1000人超の観客が集結。思い出の詰まった球場で多くのファンが、斎藤の姿を見守った。
近年は度重なる故障に苦しみ、今季は右肘じん帯断裂からの復活を目指してきたが、引退を決断。この日でイースタン・リーグ12試合目の登板となった。
斎藤は1軍では17日のオリックス戦(札幌ドーム)で、引退セレモニーを行う。栗山監督は前日2日、「17日に投げさせる」と明言している。
(出典 amd-pctr.c.yimg.jp)
https://news.yahoo.co.jp/articles/11c339417681ff70d66c23c3532f5e6d061f90cc
タグ:清宮幸太郎
【プロ野球】伸び悩む”ドラフト1位”の選手達・・・今季オフの去就に注目
プロ野球のペナントレースは残り30試合あまりとなり、最終盤に入った。両リーグの優勝争いに注目が集まる一方、選手個人にとっても明暗がはっきりと出る時期でもある。その中で、常に視線を浴び続けるのは、ドラフト1位で入団した面々。今季まだ1軍出場がなく、苦しいシーズンを送っている選手もいる。(成績は13日終了時点)
1軍出場がないドラ1で最もプロとしてのキャリアが長いのは、西武の松坂大輔投手。昨季に脊椎内視鏡頸椎手術を受けたものの復活は遠く、今季限りでの現役引退を発表した。現状では2軍での登板もない。2002年のドラフト1位でヤクルトに入団した37歳の雄平も、1軍出場には至っていない。2軍戦では57試合で打率.199となっている。
右肘の故障から復帰を目指す日本ハムの斎藤佑樹投手は、7月に2軍戦で実戦復帰。以降計9試合で3勝1敗ながら、防御率5.54と苦しんでいる。同じ日本ハムでは、斎藤の早実の後輩にあたり2017年ドラフト1位の清宮幸太郎内野手も、プロ4年目にして初の1軍未出場に終わる可能性がある。
清宮と同じ2017年ドラフト組では、DeNAの東克樹投手と西武の齊藤大将投手もここまで1軍舞台に上がっていない。東は昨年2月、齊藤大は今年5月にそれぞれ左肘のトミー・ジョン手術を受け、復帰への道のりを進めている。巨人の鍬原拓也投手は8月に育成から支配下に復帰したが、まだ1軍登板は巡ってきていない。
そのほか阪神の高山俊外野手、ロッテの平沢大河内野手、広島の岡田明丈投手、楽天の藤平尚真投手らもシーズン当初から2軍での生活が続いてきた。泣いても笑っても2021年シーズンはあとわずか。チーム状況なども含め、シーズン終了後に岐路に立たされる選手が出てくる可能性もある。
【表】今季1軍未出場のドラフト1位選手一覧(9月12日試合終了まで)
(出典 i.imgur.com)
https://news.yahoo.co.jp/articles/520f1028a2617f9fd6d7a30fe970f1a827165302