全日本軟式野球連盟に登録している学童(小学生)野球のチーム数は、2011年度は1万4221あったが、2021年度は1万229に減少した。日本中学校体育連盟(日本中体連)によると、21年度の軟式野球部の部員数(男子)は14万4314人と、11年度の28万917人から半分近くに減っている。
この減少ぶりを見ると驚く人もいるかもしれないが、あくまで軟式野球の話。小中学生は硬式野球チームで活動していることも多いため、子ども全体の野球人口減少を示す正確な数字ではない。
また中学の他競技(男子)で11年度と21年度の部員数を比較すると、人気と言われるサッカーも23万7783人が15万8337人と約8万人、バスケットボールも17万8468人が15万4011人と2万5千人近く減少している。少子化も大きく影響していると考えられ、野球の独り負けとは断定できない。
それでも、子どもの野球離れに危機感を抱く関係者は多い。その理由によく挙げられるのが「用具の高さ」だ。
《少年野球(軟式)》
ユニフォーム上・7000円
ユニフォーム下・5000円
帽子・2000~2500円
アンダーシャツ・1800円
ベルト・1100円
ソックス(3足セット)・1000円
ストッキング・900円
グラブ・7000~10000円
バット・8000~10000円
スパイク・5000円
バッグ・4500円
《サッカー》
サッカーボール・3000~5000円
トレーニングシューズ・4000~5000円
すね当て・900円
シャツ・5000~6000円
パンツ・2500円
ストッキング・900~1300円
バッグ・3500円
《ミニバス》
バスケットボール2500~3500円
シューズ・5000~6000円
ウェア・4000円
バスパン(パンツ)・3000円
バッグ・3000円
合計金額(金額に幅のある用具は安い方で計算)は、
野球=43300円
サッカー=19800円
ミニバス=17500円
全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/833fa2e9837baece73e15050c154f3d60567b55a?page=2
カテゴリ: 少年野球
【少年野球】日本一の監督が現行制度の見直しを訴える!競技人口減少にもつながるその内容とは・・・
フルカウント2022.05.24
https://full-count.jp/2022/05/24/post1225476/
■2018&19年全国Vの「多賀少年野球クラブ」にも移籍した選手が在籍
滋賀・多賀町にある「多賀少年野球クラブ」を率いる辻正人監督は、少年野球で最も有名な指導者とも言われている。これまでの“常識”を覆して全国屈指のチームをつくった指揮官が、見直しを強く求めているのが「移籍問題」。チームを移った選手が一定期間、試合に出場できない仕組みに「子どもたちから野球を奪わないでほしい」「競技人口の減少に拍車をかける」と訴えている。
多賀少年野球クラブは、2018年と19年に頂点に立った高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会「マクドナルド・トーナメント」への出場を今年も決めた。チームは少年野球の悪しき習慣とも言える怒声・罵声を禁止し、保護者のお茶当番もない。クラウドファンディングでチームのバスを購入したり、ノーサイン野球で全国制覇したり、常識に捉われない方針で、「世界一楽しく! 世界一強く!」を体現している。
いわゆる“スポ根”から脱却して以来、チームのメンバーは増えている。以前は1学年5人前後だったが、今は園児から小学6年生まで合わせて70人を超える。少年野球が直面する深刻な競技人口減少とは無縁だが、辻正人監督は野球界全体の問題として減少を食い止めたい思いを持っている。そこで疑問を投げかけるのは、移籍に関する仕組みだ。
「所属しているチームが合わないと思って近くのチームに移籍しようすると、子どもたちはしばらく選手登録ができません。移籍すらできないといった独自ルールを定めている地域もあります。野球をやりたい子がプレーできない。そんなひどいことはないですよ。一層、野球をする子どもが減っていきます」
全日本軟式野球連盟はチームの移籍について、「基本的に特別な理由がない限り、年度内の移籍登録はできない」としている。選手の引き抜き防止や、学区外のチームへ子どもだけで移動することによる安全面などを考慮しての制度だが、野球人口減少に歯止めをかけようとする動きに逆行しているとの見方もある。
野球を続けるために転校、両親と離れてホームステイする6年生
■多賀少年野球クラブにも、過去に移籍問題でプレーできなくなった選手がいる。6年生の井澤佑馬くんは岡山市で小学1年生から野球をしていたが、チームを離れた。一度は野球をあきらめたものの、多賀少年野球クラブの練習を体験し「また野球がしたい」と決意。滋賀県の小学校に転校し、両親と離れてホームステイしながら仲間と一緒に白球を追いかけている。
両親が多賀町を訪れるのは土日のみ。大好きな野球をするためとはいえ、小学生にとって簡単な決断ではない。それでも井澤くんは「チームの練習がない日も、友達と野球で遊んでいます。ずっと野球ができるので、大変なことはないです」と再び野球ができる環境を喜んでいる。
辻監督は野球人口減少に拍車がかかる危機感に加えて、簡単には移籍ができない仕組み自体に警鐘を鳴らしている。「どんな子どもでも合うチームはないと思います。合わない時に辞められないチームでこそ、問題が起きるのではないでしょうか。辞めたいのに辞められない会社に問題が多いのと同じです」。
居心地の悪さや苦痛を感じるチームに所属するのか、引っ越しやホームステイをして別のチームに移籍するのか。野球を続けたい子どもたちに与えられた選択肢を、大人たちはどのように感じているのだろうか。
間淳 / Jun Aida
【少年野球】「酷使」を「美談」にする時代はもうやめた方が良い? 全国出場選手の多数が肩肘の治療で通院経験ありの実態
子どもたちの「肩肘」を憂える古島弘三医師、1日で約1000人を無料診断
いまだに消えていない酷使することを「美談」とする風潮に専門家が警鐘
肩や肘の怪我を予防する意識は、小・中学生の世代にも広がっている。中学硬式野球の「ポニーリーグ」では、3連投や投手と捕手の兼任を禁止している。ただ、いまだに酷使することを「美談」とする風潮は消えていない。全国大会に出場した少年野球選手の7割以上が、病院で治療や手術を受けた経験があるという。肩や肘の障害予防や治療を専門とする古島弘三医師は「消えた天才を出してはいけない」と警鐘を鳴らす。
近年の野球界では「肩や肘は消耗品」という考え方が浸透し、子どもたちも指導者も怪我を「予防」する意識が強くなっている。肘内側側副靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)の権威で、慶友整形外科病院スポーツ医学センター長の古島弘三医師は、理解が進んでいる現状を歓迎しながらも、投げ過ぎによる故障はまだまだ多いと嘆く。
「苦労が美談になるのは、たまたま体が強かっただけです。怪我をして潰れてしまい『消えた天才』と呼ばれるのは悲しいじゃないですか」
古島医師は子どもたちの肩や肘の故障を予防するため、全国各地で講演やイベントを行っている。5月1日には千葉・柏市で「日本ポニーベースボール協会」などが開催した「ポニーフェスタ」に参加。他の医師や理学療法士らとともに、エコー(超音波)機器を使って約1000人の肩や肘を無料で診断した。
軟式球を使う小学生大会でも、肩肘の故障歴がある選手は多い…
「ポニーリーグ」では学年ごとに球数の上限を決めている。また国際大会につながる試合は、MLBが育成期の投手を守るため定めた、投球制限を柱としたガイドライン「ピッチスマート」を採用することもある。古島医師は「ルールで怪我を予防することが必要だと思います」と考えており、こう続ける。
「中学で硬式をやると『肩肘を怪我する』と言う人がいますが、小学生からすでに怪我していることも多いのです」
古島医師によると、軟式球を使った学童野球の全国大会「マクドナルド・トーナメント」に昨年出場した選手のうち、肩や肘に既往歴があった割合は7割を超えるという。
「勝ちたい思いが強ければ強いほど、同じ投手が連投し、酷使されてしまいます」と、トーナメント形式の大会が原因の1つだと考えている。「一番の目的は、子どもたちを次のステージに送りだすことです。指導者も責任を持って怪我への理解を深めてほしい」と古島医師。怪我で野球をあきらめる子どもたちを見たくないという思いは、医師も指導者も同じはずだ。
full-count
https://news.yahoo.co.jp/articles/47e7573c3658318058a06598a7ae03d839e91dba
【悲報】野球人気低迷の原因とは・・・小中学生の野球離れが深刻化、自身も野球出身のトータルテンボス藤田が語る
小中学生の野球人口が「少子化の7~8倍」というスピードで急減している。全国大会でも優勝経験のある滋賀県の「多賀少年野球クラブ」の辻正人監督は「うちのように『楽しくて強い』というチームが少ないからではないか」という。お笑いコンビ「トータルテンボス」の藤田憲右さんとの対談をお届けしよう――。
■子どもに野球をさせる環境が減ってきた
【藤田】全日本野球協会によると、小中学生の野球人口は2007年に66万4415人だったのが、2020年には40万9888人まで減ったそうなんです。子どもの数が減っているから野球をやる子が減るのは当たり前という人もいますけど、この減り方は少子化の7~8倍のスピードらしいんですよね。
だから学童野球人口が減っているのは少子化だけが原因じゃないと思うんです。野球の魅力が低下しているというよりも、子どもに野球をやらせる環境が昔よりも減ってしまったのかなと感じています。
【辻】それはあるでしょうね。
【藤田】そこには都市部と地方でだいぶ違いもあると思うんです。例えば多賀ではグラウンドが二面使える練習場があって、さらに隣にはテニスコートを改良した練習スペースが二面もある。グラウンドにはまず困らないですよね。
でもうちの子が所属している世田谷のチームだと、まず道路が混んでいることが多く車で40分かかってしまいます。だから自転車で移動していますがそれでも30分はかかります。グラウンドも2時間制だったりするので、例えば河川敷のグラウンドを2時間使ったら、今度は区の公園の中にあるグラウンドに移動したりするんです。その移動も車だと時間がかかるので当番の保護者が先導して子ども達を自転車で移動させるんです。
【辻】近くの小学校で練習はできないんですか?
【藤田】昔は使えていたと思うんですけど、今は校庭開放がなくなってしまいましたね。僕の住んでいる地域あたりだと、今は公園や広場でもボール遊びすらやらせてくれないところが多いです。都会では子どもが野球をする環境が大きく変わってしまいましたよね。野球に対する世間の注目と協力が昔よりも減ったということなんでしょうけど、野球をやる子ども、やらせたいと思う保護者が減ったことが原因だと思うんですよね。
プレジデントオンライン 3/24(木) 12:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4975ec6a076c8d4f2fadd63e884e384ade883f7
写真
(出典 newsatcl-pctr.c.yimg.jp)
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1 Egg ★ 2022/03/27(日) 06:25:19.55
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1648329919/
【野球】甲子園最多68勝の名将・高嶋仁さんが語る少年野球論とは・・・・
>>1
幼稚園などでは「7人の白雪姫」時代だそうだが
少年野球も「9人のピッチャー」時代になるのかな